電子書籍リーダーの比較

Kobo glo、Touch、SONY Reader、Kindle PaperWhite、Rideoなどが一気に発売されました。そこでE Inkを使った電子書籍リーダーの性能を比較してみました。

 
 

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電子書籍リーダーの比較

 

 

Last update 2013/01/03 19:26

 

電子書籍用のブックリーダーというか電子ペーパーを採用した端末が2012年の秋ごろからたくさん発売されて、さらにiPad miniやNexus 7のような7インチタブレットも登場。
どれを購入するかすごく迷ったんですけれど、結局「Kobo glo」と「Nexus 7」を購入。
世間では「SONY Reader」や「Kindle PaperWhite」などが評判がいいようですが、個人的にはKobo gloを購入してよかったです。

Kobo gloとNexus 7との比較
写真は左からKobo touch、Kobo glo、Nexus 7

Kobo gloで表示楽天のKobo tocuhは、散々叩かれていたみたいですけれど、ストアが使いにくい点と、不安定さが少し残っている点を除けば、すごくいい端末です。
以前はNexus 7を使って読んでいましたが、最近は軽くて目が疲れないKobo gloオンリーになりました。
どれがいいか、というのは使い方や目的によって違ってくると思います。

Kobo gloを薦める理由(わけ)

私が結局Kobo gloに決めたのは、私のように紙の媒体でしか発売されていない本を読みたい人や、漫画などを読みたい人、なるべく安く電子書籍化させたい人は、

  • MicroSDカード対応
  • 色々なファイル形式に対応
  • 高解像度(758x1,024)

を実現しているKobo gloの1択しかなかったからです。
AmazonもソニーのReaderも、Koboに比べストアの使いやすさが1枚も2枚も上手らしいのですが、私が読みたい本のほとんどはまだ電子化されていないし、されていたとしてもほぼ定価で販売されているので、私の使い方としてはAmazonやブックオフ等で安い紙の本を購入し、ドキュメントスキャナでパソコンに取り込み、ChainLPでKobo用に加工してからKobo gloに転送して読んでいます。
ちょっと手間がかかりますが、たいてい500円以下で本も手に入るし、漫画なんかは1冊105円程度で入手が可能です。
自炊した本はKoboなどE inkを採用したディスプレイだと読みにくいと言われていますが、自炊したPDFをKoboできれいに表示させるにはでも書いたように、きちんとした解像度にすればまるで紙のような感覚で読むことができます。
ただKoboは、電源をOFFにせずにMicroSDカードを抜き差ししたりすると不安定になったり、保存してある本の中から読みたい本を探すのが大変(というか面倒) というデメリットもあります。
私のように、1冊を数日かけて読むような(通勤時間の途中に読むぐらい。とか)人にはストレスはそれほどたまりませんが、趣味が読書というような人にはイライラが溜まるかも。
本当に本が好きな文系タイプにはKoboは向いていませんが、電子ガジェットが好きな理系人間にはKoboは向いているかな。と思います。分解して内蔵メモリを32GBに増やしたりできますしね。
どちらにしろ、まだ電子書籍化された本の数が5~10万冊と全然少ないので、本当に本が読みたい人は、どの端末でも物足りない気がしますが・・・。
少なくとも100万冊レベルで電子化されないと、厳しいかな。と思います。

暗闇でも読めるで、布団の中で読むことも多くなったのですが、Nexus 7のような液晶ディスプレイだと、まぶしすぎるんですよね。
Kobo gloのフロントライトは、一番暗い状態だと読書するには適切な明るさなので、目が疲れない!しかも、バッテリーも3時間つけっぱなしにしてもまったく減っていなかったので、結局のところSONY ReaderもKindle paperwhiteだとだめなんです。
ただ、パソコンからファイルを転送するのがKoboはあんまり得意じゃないので、100点をつけることは出来ないんですけれどね・・・。

さて、私のような使い方であればKobo gloがお勧めですが、最新の書籍をバリバリ読みたい人や、本を読むのが大好き(実は私はあんまり好きじゃありません)って人は、Koboよりもストアが使いやすく、動作も素早いReaderやKindle papaerwhiteの方がいいかもしれません。
というわけで、各端末を比較してみました。

ディスプレイの比較

最も気になるであろう項目がディスプレイの性能。残念ながらどうも日本で発売される電子ペーパーは、6インチか5インチという中途半端なサイズ・・・。
このサイズだと、自炊したPDFはちょっと厳しいし、マンガも厳しいです。
そんな中、Kobo gloとAmazonのKindle Paperwhiteが高解像度を採用している点に注目。
高解像度だと、自炊したPDFの小さな文字が読みやすいのと、マンガの吹き出しの文字が読みやすいんです。

ただ、解像度が従来と変わらないSonyのReaderは、バックの白と文字のコントラストが高く見やすいらしい(Kobo touchはバックが微妙にグレー色)。

電子書籍端末 ディスプレイ
Kobo glo 6インチ
758x1024
212ppi
Kobo touch 6インチ
600x800
167ppi
Sony Reader
PRS-T2
6インチ
600x800
167ppi
Kindle Paperwhite 6インチ
768x1024
212ppi
Lideo 6インチ
600x800
167ppi
iPad mini 7.9インチ
768x1024
163ppi
nexus 7 7インチ
800x1200
216ppi

漫画は読める?

漫画なんて20代の最初のほうで卒業した私ですが、ここ最近また読むようになりました。
とは言っても青年誌用の漫画や昔読んでた漫画を自炊して読む感じなのですが、意外と読めます。
ChainLPのような余白をカットしてくれるソフトで加工して転送すると、意外と綺麗に表示されます。
最近は古本屋で漫画を購入して、最初に電子化してKoboで読んでいるのですが、かなりいけます。
ただ、漫画なんかの場合はNexus 7のような7インチのタブレットがベストですね。

価格

Kobo touchの最も評価すべき点が、各社が発売する電子書籍端末の価格を1万円以下に引き下げる牽引となった点。
SoftBankのホワイトプランと同じですね。
Kobo touchは、継続して発売されますが価格が1,000円安くなりました。
どの端末も価格とディスプレイに関しては、つくしの背比べ状態。
個人的にはKobo touchを購入するよりは1,000円の価格差しかない高解像度端末のKobo gloかKindle Paperwhite、あるいは評判がいいSony
Readerあたりが狙い目かな、と。

電子書籍端末 価格
Kobo glo 7,980円
Kobo touch 6,980円
Sony Reader
PRS-T2
9,980円
Kindle Paperwhite 7,980円
Lideo 8,480円
iPad mini 2万8800円
nexus 7 1万9800円

MicroSD対応

自炊ユーザーにはメチャメチャ大事です。この項目。
この項目で自炊オンリーユーザーの私は、Kindle PaperWhiteは消えました・・・。

電子書籍端末 MicroSD対応
Kobo glo 対応
Kobo touch
Sony Reader
PRS-T2
Kindle Paperwhite 非対応
Lideo

内蔵メモリ容量

内蔵メモリとは内蔵のストレージの容量のことです。実際にはOSなどが保存されているので、2GBの容量でも半分近くは埋まってしまっています。
Lideoが唯一4GBを採用していますが、MicroSDが使えないので致し方ないかも。
マンガなどは1タイトルあたり20MB以上になるので、マンガを中心に読みたいユーザーは、Kindleは厳しい。
ただ、Kindleは購入したマンガはいつでもダウンロードできるらしいので、読み終わったら削除してしまえば容量の壁はあまり気にしなくていいかも。

電子書籍端末 内蔵メモリ/使用可能容量
Kobo glo 2GB/約1GB
Kobo touch
Sony Reader
PRS-T2
2GB/約1.3GB
Kindle Paperwhite 2GB
Lideo 4GB
iPad mini 16GB / 32GB / 64GB
nexus 7 16GB / 32GB

ライト付き

電子ペーパーのバッテリーがいいのは、液晶や有機ELと違い光を発しないからなんですが、中には布団に入って読みたい人もいると思います(Nexus 7を購入して布団の中で読んだりしているんですけれど、こうするとすぐ眠れるんです(笑))。
というわけで、今回の端末で搭載してきたフロントライトのあるなし。

電子書籍端末 フロントライト付き
Kobo glo
Kobo touch X
Sony Reader
PRS-T2
X
Kindle Paperwhite
Lideo X

サイズ・重量

サイズはやはりどれも殆ど変わらないです。
どの電子書籍リーダーも幅が16~17センチ程度なのですが、これは7インチのアンドロイドタブレットとそれほど変わらないんです。
つまりディスプレイは6インチだけれど、幅は7インチ並だよ、と。
また、重量はすごく大事。
300gを超えると、片手だと長時間は厳しい。

電子書籍端末 サイズ/重量
Kobo glo 114x10x157 / 185g
Kobo touch 114x10x165 / 190g
Sony Reader
PRS-T2
110x10x173.3 / 164g
Kindle Paperwhite 117x9.1x169 / 213g
Lideo 110x9.4x165 / 170g
iPad mini 124.7x7.2x200 / 308g
nexus 7 120x10.45x198.5 / 340g

コンテンツ数

コンテンツに関してもどこもそれほど変わりないみたいです。
1冊を電子書籍化してしまえば、あとは同じ物が簡単に作れるであろうから、ほとんど売られている本も同じです。
いっけん7万冊とか10万冊とかいう数字を見ると、リアル書店で得られている本の殆どが扱っているんじゃないか!?と錯覚しそうですが、私が読みたい本はどのストアも1冊も扱われていませんでした。
思うに、100万冊単位で販売されない限り欲しい本は手にはいらない気が。
ただ、マンガなどは意外とはやくコンテンツは揃いそうです。

電子書籍端末 ストア蔵書数
Kobo glo 6万9000冊
Kobo touch
Sony Reader
PRS-T2
約7万冊
Kindle Paperwhite 約5万冊
Lideo 約10万冊

対応ファイルフォーマット

私のような自炊した電子書籍を閲覧したい場合、PDFを見ることが出来るかどうかは、大事な要素です。
が、一応はどの端末もPDFは表示できるっぽいです。
ただ、画像形式(JPEGやGIFなど)は出来たり出来なかったり・・・
以下はカタログ上の対応ファイル形式です。

電子書籍端末 対応形式
Kobo glo ePub、PDF(ストアで売られているもの)
Kobo touch ePub、PDF
Sony Reader
PRS-T2
XMDF、ePub、PDF、Text、mnh
ほか画像等
Kindle Paperwhite PDFなど
Lideo 不明(PDFは非対応)

モバイル通信

Kobo以外は屋外でモバイル通信網を使用して電子書籍を購入したり、Webを見たり出来るようです。
ただ、SONY Readerは月額料金がかかり(2年間は無料)、書籍だけ購入するプランは年額1,050円。
インターネットも利用したい場合は、月額580円の2つのプランがあります。
Kindleは、通信料は無料なんですけれど、本体価格が高くなるようです。
1つだけ突出しているのが、Lideo。
なんとWiMAXに対応して本体価格もそのまま。
通信費も無料となっています。

外で無料で半永久的にインターネットが出来るのか!
と思いがちですが、E Inkのスクロールは実用に耐えないぐらいめちゃめちゃ遅いので、Wi-Fi以外で本をダウンロードしたり、購入できる程度に考えておいたほうがいいかも。

ちなみにKoboもWi-Fiには対応しているので、Wi-FiであればWebを見ることが可能です。

電子書籍端末 通信機能内蔵
Kobo glo X
Kobo touch X
Sony Reader
PRS-T2
書籍の購入のみ:1,050円/年
Webもアクセス:580円/月
Kindle Paperwhite 無料
※ 本体価格が12,980円
Lideo WiMAX
※通信料無料

比較と特徴

Kobo glo

  • 3G回線などのモバイル通信機能がなく、Wi-Fiのみ
  • 解像度が他の端末より高く、自炊向き
  • MicroSD対応

解像度が高く(758x1,024)、MicroSDに対応している唯一の電子書籍リーダーKobo glo
価格も安く、通信機器がWi-Fiしかないものの電子書籍リーダー自体がWeb閲覧などには向いていないため、Wi-Fiのみで十分実用的。
自炊したPDFを見るには、この端末を置いて他にないでしょう。
PDFを表示させるとわかるんですけれど、PDFの文字は画像として表示されるため標準の6インチの電子ペーパー(600x800)だと、文字が潰れて見にくいんです。
そのため、高解像度の方が有利。
ところが今回紹介する端末で高解像度に対応しているのは、このKobo gloとAmazon Kindle PaperWhiteのみ。
また、自炊したPDFはファイルサイズが数十MBになるため、MicroSDは必須。
高解像度とMicroSDの両方に対応しているのはこのKobo gloのみ。
そのため、自炊派には最もおすすめ。

ただ、弱点がないわけでもなく、電源OFFから立ち上げる時に非常に時間がかかり、他のメーカーの端末に比べディスプレイのタッチの感度が若干落ちる。
電子ペーパーはバッテリーのもちが、数週間から1ヶ月程度なのが売りなのですが、スリープ状態のままだと意外とはやくバッテリーが減ります。
なので、普段は電源OFFにしておくのがベストなんですが、KoboはKobo touchの頃から電源オンにしてから使用できるまで2~3分かかるんです。
これが結構ストレス。
電源OFFにならないように出来るのと、スリープ状態でもバッテリーは2週間ぐらいは持つので、スリープ状態のまま使用すればいいんですけれどね。
あと、ページをめくったり画面をタップした時に、20回に1回ぐらい取りこぼしがあるっぽい。
Sony ReaderやKindleはそういった事がないので、自炊派でなければ他のメーカーの端末のほうがいいかもしれない。

Kobo touch

Kobo gloの発売を受けて、1000円ほど価格が安くなりました。
Kobo touchを購入するぐらいならKobo gloの方がおすすめなんですけれど、電子ペーパー未体験でガッカリ感を少しでも軽減したい人にはおすすめ。
私も持っていますが、ファームウエアを最新にしたら意外とタップの感度も良くなって、快適になりました。
ただ、裏側の材質がつるつるしてて持ちにくいです。
それと、やはり600x800の解像度では自炊したPDFは厳しいです。

SONY Reader

SONY Readerは、低解像度でライト非搭載、そして価格が一番高いと悪いところばかりなんですが、Koboに比べ動作が若干はやく、タップした時の取りこぼしが少ない。MicroSDに対応。文字のコントラストが高い等々、評判はかなり高いです。
ストアで売られている電子書籍を読むのであれば、重量も一番軽いので最もおすすめ。

ただし、ライトを搭載していないので電車やバスなど通勤・通学の途中に使うユーザー向き。
意外と電子ペーパーの画面って暗いので、夜間の室内の蛍光灯の明かりだけだと、目がつかれるんですよね。

Amazon Kindle Paperwhite

Kindle PaperwhiteもSONYのReaderと同じく評価を高く付ける人が多いので、自炊派よりストアの電子書籍を読む人にはむいているかも。
ただ、解像度も高く自炊したPDFも見やすいので、ストアの電子書籍が揃うまでは自炊した電子書籍と併用したいなんてユーザーに最も向いた電子書籍リーダー。
ライトも搭載しているので、ベッドや暗い部屋での使用も目がつかれません。
一度ごろ寝で使うと、ついつい寝る前に読んでしまうんですよね~。

残念なのがMicroSDに対応していない点。
ストアで売られている電子書籍は、活字だけの書籍は1MBもいかないので十分なんですけれど、マンガなどは20~40MBになるので厳しい。(読み終えた有料電子書籍は削除しても、いつでも無料でダウンロードできる)
ただ、Amazonというバックボーンがあるため、将来性は一番!?

Lideo

未知数なのがこのLideo
内蔵メモリが4GBと他の端末の2倍なのと、ストアで用意されている書籍の数が10万点(2012年11月現在)、WiMAX対応と、色々な意味で他の端末より秀でています。
WiMAX対応ですが、Webなどは見られないようであくまでストアで購入した電子書籍のダウンロード専用らしい。
またクラウド上に保存もできるようで、メモリがいっぱいになってもいつでもWiMAXを使って削除した電子書籍をダウンロードできるようです。

低解像度で、MicroSDに未対応など自炊したPDFを見るには少し厳しいかもしれない。(そもそも未対応?)
物理的なボタンが多く、タッチパネルの操作だけでなくボタンで操作できる点は評価できる。

まとめ

電子ペーパー端末(KoboやSONY Reader、Kindle paperwhiteなど)にするか、7インチのタブレットにするか迷うところですが、私は結局、

  • iPhone5
  • iPad 4th
  • Nexus 7
  • Kobo glo
  • Kobo touch
  • GALAXY SII

などをこの1年(というか2012年の7月から12月までの半年の間)に購入してしまいましたが、iPhoneで読書はしなくなりましたね。(笑)
iPhoneは、LINEやカメラ、天気予報、スケジュール管理ぐらいしかしなくなりました。
で、読書はKobo gloかNexus 7。雑誌なども自炊してiPadで読んでいる感じ。
サイトのチェックなどはiPadかなぁ。
iPadを購入してからNexus 7の出番が減りましたね。
Nexus 7は、何度か急にバッテリーが0になる現象に見舞われてから、信頼をおけなくなりました。
iPadは、実際にはおもいし、でかすぎると使いづらいんですけれどね。
でも、iPadかNexus 7のように似たような使い道がある端末だと、どちらかに絶対片寄ってしまいます。

私のように色々購入できるのであれば、それぞれ用途に合わせて購入したほうがいいと思います。
やっぱりインターネットでブログなどのチェックは、KoboやiPhone5ではちと厳しいし、かと言ってiPadを持ち歩くのもちと厳しい。

どれか1つしか購入できない!というのであれば、iPad miniが一番おすすめ。
Retinaディスプレイじゃないから売れない。なんて前評判でしたが、メチャメチャ売れているそうです。
私はiPad 4thとNexus7を購入してしまったので見送りましたが、iPad mini2が出たらほぼ確実に購入すると思います。

 

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