iphone 最低維持費を調べてみた

iPhoneが3円で持つことが出来ると、一時騒がれましたが、パケホプランを外せば、いくらで持つことが出来るのでしょうか。iPhoneの最低維持費を調べてみました。

iphone 最低維持費を調べてみた

 

 

Last update 2013/05/11 12:13

 

3円でiPhoneがもてる!なんていう裏ワザ(?)があると聞き、iPhoneを最も安くもつ方法はないのか、色々調べて、計算・比較してみました。

iPhone5の月々の料金

キャリア 機種 契約方法 最低料金
Softbank iPhone5 16GB 機種変 7,145円
6,095円 ※1
のりかえ 5,775円
新規 6,755円
iPhone4S 16GB 機種変 5,705円
のりかえ 4,725円
新規 5,705円
au iPhone5 16GB 機種変 7,145円
のりかえ 5,775円
新規 6,755円
iPhone4S 16GB 機種変 7,145円
のりかえ 5,775円
新規 6,755円
DoCoMoXperia Z
SO-02E
のりかえ6,030円 ※2

※1 最初の1年間は「かいかえ割」により、1,050円割引が適用され、6,095円
※2 「タイプXiにねん780円」「Xiパケ・ホーダイ Lite 4,935円」を選択した場合

上記はSoftBankとauのiPhone5と旧世代のiPhone4Sで、機種代の分割代を含め、パケット通信をいくら使っても一定額の場合の、月々の最低料金です。
最新機種のiPhone5では、機種変、乗り換え、新規でも、SoftBankとauで料金に違いはありません。
ただ、SoftBankの「機種変」の場合、最初の1年間は「かいかえ割」が適用され、1,050円安くなり、月々の料金は6,095円と、auより安くなります。

1つ前の世代のiPhone4Sは、auではiPhone5と変わらない料金ですが、SoftBankではパケット定額プランが4,410円と1,000円ほど安いため、機種変でも5,705円。乗り換えだと4,725円と最安値になります。
iPhone5とiPhone4Sの主な違いは、画面の大きさ(iPhone5は4インチ。iPhone4Sは3.5インチ)と、LTEに対応しているか、テザリングが出来るかと言った違いなので、必要がなければSoftBankの旧世代のiPhone4Sという選択で、安上がりに済ませることもできます。

参考として、DoCoMoの2013年の大人気機種Xperia ZをMNPで購入した場合の料金も乗せておきました。
DoCoMoは現在、MNPしてきた場合、端末価格が実質0円になるキャンペーンが適用されるのと、パケット定額が3GB/月までの制限がある「Xiパケ・ホーダイ ライト」という選択肢があります。

パケットが一定料金のプランであれば、若干SoftBankのほうが安く維持できることがわかりました。

そこで、次は、屋外でパケットを使わないようにして、パケット代を安いプランにした場合の最低用金を見て行きましょう。

パケットを安いプランに変更したら?

普通はパケットをいくら使っても料金が一定のパケットプランを選択するんですけれど、屋外でインターネットをしない場合、パケットプランを外したり、2段階制のプランに変更することで、月々の料金を安くすることができます。

Softbank 2段階パケットプランにした場合

SoftBankのパケットプランは、上記の一定額のプランと2段階制のプランの2つが選択出来ますが、パケットプランを外すことはできません。。
もし、屋外でモバイル通信(3GやLTEを使ったインターネット接続)を行わないのであれば、「パケットし放題フラット for 4G LTE」という2段階制のパケットプランを選択すれば、iPhone5の16GBでは、「のりかえ」「機種変」であれば最低3,825円で維持できるようになります。
さらに、1世代前の4Sであれば、最低2,804円で維持することができます。
iPhone5とiPhone4Sの違いについては、iPhone5とiPhone4Sの比較を参考に。

機種 容量 契約方法 料金
iPhone5 16GB 機種変 4,215円
のりかえ 3,825円
新規
iPhone4S 16GB 機種変 2,804円
のりかえ
新規

auで3円/月でiPhoneをもてる?

auはなんと、パケットプランを外すことが出来るんです!
ただし、端末代の割引が0円になるので、iPhone本体の端末代を丸々払わなくてはなりません。
iPhone5 16GBの本体価格は、51,360円(2,140円x24回)。
なので、パケットプランを外しても、毎月2,140円の分割払いが増えてしまいます。
ところが!
お店によっては「のりかえ」を条件に、本体価格を0円にして販売している場合があり、この場合、のりかえにより「のりかえ割」が2年間適用され、980円の基本料金が0円。
本体価格が一括で0円になり、パケットを外すことによってプロバイダー料の315円と、パケット料金が0円なので、月々の総支払額はユニバーサルサービス料の3円だけになります!

すべてのお店で一括0円で購入できるわけではないので、うまく探すことが出来れば3円でiPhoneをもてることになります。

  音声プラン ウェルカム割 ユニバーサル
サービス料
本体価格 一ヶ月合計
iPhone5 16GB
一括0円の場合
980円 -980円 3円 0円 3円/月
iPhone5 16GB 980円 -980円 3円 51,360円 2,143円/月

本体一括0円でない場合、月々2,140円の本体価格が2年間(5万1360円)かかってしまうのですが、それでも2,143円で所有することができます。
SoftBankの2段階制のパケットプランの最低料金が、3,825円なので、もし、屋外でインターネットをしない(Wi-Fiのみでインターネットをする場合)というのであれば、auのほうが圧倒的に安く維持することができます。

iPhone5を最安値で維持するには、auのほうが乗換えでも新規・機種変でも圧倒的に安くなることが判明しました。
「自宅にWi-Fiがある」「会社・学校もWi-Fiがある」「屋外ではインターネットは使わない」「ポケットWi-Fiのようなモバイルルーターを持っている」などに該当する人は、外でインターネットが利用できなくなりますが、電話付きのiPod touch感覚でガラケー並の価格で最新のiPhoneがもてることになります。

モバイル通信をしない設定

ただし、気をつけないといけないのが、auもSoftBankも少しでもモバイル通信をしてしまうと、パケット代がかかって、逆に高くなってしまうこと。
そこで、次にiPhoneでモバイル通信をしない設定を紹介します。
※SoftBankもauも同じ方法でモバイル通信をオフに出来ます

設定の一般をタップまずは「設定」を開き「一般」をタップします。

モバイルデータ通信をタップ下にスクロールしていくと、「モバイルデータ通信」という項目があるので、ここをタップします。

モバイルデータ通信をオフにする「モバイルデータ通信」を「オフ」にします。
これでSoftBankやauの3G回線やLTE回線を使用したインターネットは、出来なくなります。
Wi-Fiが使用出来る場合は、Wi-Fi経由でインターネットを利用することができます。

モバイルデータ通信をオフにすると?

モバイルデータ通信をオフにしても、Wi-Fiがあればインターネットが利用できますが、以下のことが出来なくなります。

  • SoftBank
    • 携帯メール(@.softbank.ne.jp)の送受信
  • au
    • 携帯メール(@ezweb.ne.jp)が「メール」アプリで送受信

SoftBankの携帯メールはiPhoneの場合2つ貰えて、ガラケー時代から使われてきた「@softbank.ne.jp」の方は、3G回線を利用して送受信するので、モバイルデータ通信をオフにしてしまうと、送受信できなくなります。
ただ、電話番号で送れるSMSは使用出来ます。

auは、メール受信設定の時に携帯メールを「メッセージ」か「メール」か選択できるのですが、「メール」で送受信できるように設定すれば、モバイルデータ通信をオフにしても、携帯メールを使うことができます。

また、「電話」「SMS(ショートメール)」「Wi-Fi経由でのインターネット」は使用出来るので、電話とSMSが利用でき、GPSがついたiPod touchとなります。
ドコモユーザーだけれど、iPhoneがほしい!なんて人にも向いているかも。

MNPを安く使う裏ワザ

ところで月々3円でiPhoneを維持するためには、乗り換え(MNP)する必要がありますが、ほとんどの方が2年縛りで、今すぐに乗り換えできないと思います。
また、モバイル通信をオフにしたiPhoneをメインとして使用したくない、という人もいると思います。
なので、2台目として3円で所有できるなら、という感覚で持つとしたら、アマゾンで購入できる「スマホ電話SIM(日本通信 bモバイル・スマホ電話SIM ドコモ FOMA3Gネットワーク利用 標準SIMパッケージ[BM-SP-AM])」が、MNP扱いになるので、新規でスマホ電話SIMを契約(新規契約事務手数料3150円)し、すぐに解約(解約違約金5,250円)を支払って最小の金額でMNPする方法があります。

この方法でかかる費用は、

  • 新規契約事務手数料
    • 3,150円
  • 「プランS」基本料
    • 1,290円
  • MNP手数料
    • 2,100円
  • 解約違約金
    • 5,250円

の合計、1万1790円かかってしまいますが、MNP扱いになります。
現在、auも、SoftBankもMNPをして乗り換えた場合、音声通話の基本料980円が1年間無料になるキャンペーンをしているので、980円x12回の1万1760円の支払いと、MNPか新規契約だとiPhone5の価格が、機種変より9,360円安くなるので、手間はかかるけれど安くiPhone5を購入したい!というのであれば、こうしたテクニックを使う方法もあります。
なお、現在は一括0円のiPhoneはほとんどないようなので、3円で維持するためには、こまめに店舗のセールをチェックするしかありませんが。

なお、ドコモの場合、MNPしてきて指定したプランを選択すると、機種代金が実質0円になるになるので、iPhoneにかぎらず、この方法は有効かもしれません。

まとめ

普通にiPhoneでインターネットを使用したいのであれば、MNPの場合はauとSoftBankはほとんど料金の面では違いがありません。
ただ、機種変の場合は、SoftBankは「かいかえ割」が適用できるので、安くなります。

もし、屋外でインターネットをしないのであれば、SoftBankはパケット定額プランを2段階制も選択できるので、もしかしたら屋外でもインターネットをするかもしれない、というのであればSoftBank。
2台目として、完全に外ではインターネットを使用しない!というのであれば、パケットプランを完全に外すことができるauのほうが安く維持出来ます。
現在はほぼ売り切れてしまいましたが、一括0円でiPhoneを販売しているショップを見つけることが出来れば、MNPを利用して月々3円で所有することも可能です。

iPhoneでもアンドロイドでも、どちらでも構わない!というのであれば、DoCoMoという選択肢もあるかと思います。

現在、DoCoMoでもauでもSoftBankでも、スマホだと月々最低でも7,000円ほどかかってしまいます。
スマホが登場する以前は、音声通話のみでも基本料1万5000円を支払っていた私からすれば、むしろ安くなったというイメージのほうが強いのですが、あまり活用していないのに7,000円もかかるのはこまる!という人もいるでしょう。
パケホを外しても構わないというのであれば、MNPを利用すればauでは、月々2,143円(運が良ければ3円)で所有することも可能っちゃ可能です。

アンドロイドであれば、月々1,000円以下でも所有することができます(参照:イオンb-mobileだとどれくらい安いの?)。
私の友達も、ショップに行って店員に進められるまま契約して、あとで不満をいう人が多いのですが、ちょっと調べれば、月々の支払を大幅に下げることが出来るかと思います。

関連サイト

 

 

 

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