ドコモやau、SoftBankのiPhoneやスマホでパケットを使いすぎて速度が遅くなる、いわゆる通信制限を回避するための方法を幾つか考えてみました。
Last update 2016-05-26 10:23
自宅や職場などにWi-Fiがない人は、毎月パケットを使いすぎて通信制限にイライラしている人も多いと思います。私の会社の同僚も、子どもたちがすぐにネットを見すぎて、すぐに制限がかかってしまうとぼやいています。今回はそんな制限を回避する方法を幾つか紹介します。
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まずは、自分が今月どれくらいパケットを使用したか確認する方法を覚えておいてください。警告のメールが届いてからあれこれしても遅いので、まずはどれくらい自分が使用しているのか確認します。
確認方法は、ドコモやau、SoftBankのサイトからも確認できますが、iPhoneやスマホに記録されているので、簡単に確認できます。
パケット使用量1GBでなにをどれくらい使用できるか計測してみました。
データ量 | 1GB | ||
---|---|---|---|
Yahoo! | 3~5MB | 333~200回 | |
dメニュー | 1.0MB | 1,000回 | |
YouTube | 5分間の動画 | 25.0MB | 40回 |
1分間の動画 | 5.0MB | 200回 | |
LINE | 写真送信 | 0.171MB | 約5,848回 |
1分間の動画 | 5.0MB | 200回 | |
radiko | 1分間 | 1.06MB | 943分 (15.7時間) |
スマホでYahooやdメニューなどサイトを見たり、LINEで写真を送ったりしてもそれほどデータ量を使用しないことがわかります。が、YouTubeやLINEで動画を見た場合、10~100倍ほどデータ量を使用することがわかります。
つまり、YouTubeやLINEで動画を見なければ、ほぼパケット制限を受けることはないんです。
すると、リセットしてから現在までのパケット使用量(モバイルデータ通信量)が表示されています。
「現在までの合計」のところですね。
単位が「MB」になっていますが、これは
1MB = 0.001GB
になります。3GBのパケットで契約している場合、3000MBまで使用することが出来ます。
この記録はどんどん蓄積されていくので、月が変わったら自分でリセットする必要があります。
リセットはさらに下にスクロールしていくと、「統計情報のリセット」というボタンがあるので、ここをタップ。
その下に前回リセットした日付が表示されています。
もう一度確認画面が出るので、「統計情報をリセット」をタップします。
これでリセットされました。
スマホ(アンドロイド)の場合はもっと簡単です。
設定を開いたら、「データ使用」をタップします。
アンドロイドの場合は、いちいち自分でリセットしなくても1ヶ月間の使用量を確認することが出来ます。
私のXperiaはなぜか、24日~翌月23日の周期になっていました。
周期を変更するには、①の日付の部分をタップすると②「データ使用周期を変更」と出てくるので、ここをタップして変更できます。
※出来ない機種もあります
Xperiaの場合、「モバイルデータの上限を設定」をオンにすると、指定した数値以上パケットを使用すると、自動的に通信をストップする機能がついています。
オレンジ色のラインを上下にして数値を設定できます。
下の黒いライン(警告)も変更できるので、指定した数値になったら警告するような設定もできます。
確実なのは、ドコモなど契約しているキャリアのサイトで確認する方法です。
My docomoを開きます。
下にスクロールしていき、「料金・通信量などの確認」をタップします。
IDにドコモのメールアドレス。パスワードに設定したパスワードを入力し、「ログイン」をタップします。
今月の使用量が表示されます。
あとどれくらい使用できるか確認するには、「詳細を見る」をタップします。
確認方法がわかったら、YouTubeのパケット使用量を減らすへ進んでください。
My Softbankを開き、ログインします。
制限がかかるまで使用できるデータ量が確認できます。
この場合はあと1.81GB(18100MB)使用できるということですね。
このページの最初の1GBでどれくらい使える?でも書きましたが、制限を受ける原因の第1位が、YouTubeでの動画の視聴やLINEなどで動画の送受信です。
そこでここからは、YouTubeでなるべくパケットを使用しないで動画を見る方法を紹介します。
実は、YouTubeは画質を選択することが出来、最も低画質にすると最も高画質にした場合の10分の1のデータ量で見ることが出来ます。
YouTubeで画質を変更するには、動画再生中に右上の丸で囲った部分(画像参照)をタップし
画質の一覧が表示されます。
数値が大きいほど高画質になる反面、データ使用量が増えます。
iPhoneの場合は、最大でも720pまでしか選択できないようです。
画質とデータ量の比較は以下。
私が作成・アップロードした5分間の動画をそれぞれの画質で再生した場合の受信したデータ量です。
データ量 | ||
---|---|---|
YouTube | 144p | 13.3MB |
360p | 24.4MB | |
480p | 42.8MB | |
720p | 80.2MB | |
1080p | 154.5MB |
最も低画質にすると13.3MBですが、最も高画質な「1080p」だと154.5MBと10倍以上になってしまいました。最も高画質で再生させると、6~7回ほど再生しただけで1GBのパケットを使いきってしまいます。
逆に最も低画質で再生すれば、1GBで75回ほど再生することが出来ます。
ただし、そうそう手放しで喜べません。144pだと画質はかなり悪くなってしまいます。
スマホのような小さな画面の場合は、それほど画質は気にならないかもしれない。
「360p」なら、画質もまぁまぁ見られるレベルになると思います。
私の同僚がそうなのですが、子どもたちがYouTubeを見まくってすぐに制限がかかる。というような悩みを抱えている人は、Wi-Fi以外では高画質再生させないことも出来ます。
「モバイルデータの上限設定」をオンにしておくと、「480p」までしか選択できなくなります。
動画もそうですが、意外とパケットを消費するのがLINEなどで写真を送信したり、受信する場合です。
LINEで送信する写真や画像も画質が選択できます。
データ量 | ||
---|---|---|
LINE 写真を送る |
低画質 | 37KB |
標準 | 171KB | |
高画質 | 568KB | |
オリジナル | 1331KB |
低画質を選択すると、たった37KBまで抑えることが出来ます。この場合、1GBで2万7000回ほど送信できる計算になります。
逆にオリジナル画質だと、1.3MBほどになるので750回ほどで1GBに達する計算になります。
なのであまり写真に関しては、あまり気にしなくてもいいかもしれませんが、少しでもデータ量を抑えたい場合は以下のようにして低画質にしてください。
まずは設定を開きます。
アンドロイドの場合は①の部分をタップし、②「設定」をタップ。
iPhoneのLINEの設定は、①右下の部分をタップし、②のダイアルのようなアイコンをタップします。
逆にオリジナルのサイズで送信したい場合は、送信する時の写真の選択画面で、左下にある「オリジナル画質」にチェックを入れて送信します。
なにが違うかというと、写真の大きさが低画質だと小さくなります。
YouTubeの動画と違い、写真の場合は低画質にしてもそれほど画質が低下しません。なので、少しでもパケットを抑えたい場合は設定しておいたほうがいいかも。
下は、Yahoo!のトップページを表示させた場合と、ドコモのdメニューを表示させた場合のデータ量です。
データ量 | ||
---|---|---|
Yahoo! | 3~5MB | |
dメニュー | 1.0MB |
画像が多いページを表示させると意外とパケット使用量が膨らみます。
で、最後にこのデータ量も減らす方法を紹介します。
使用するのは、Google Chromeというアプリ。
ただ残念ながら、Chromeのデータ量を抑える機能は、アンドロイド版しか搭載していないので、iPhoneの人はこの機能は使えません。
このデータセーバーをオンにすると、1~数%のデータ量を抑えることが出来ます。特に画像が多いページに有功っぽい。
3%ほどデータ量が減りました。
先ほどの設定のページで今まで閲覧したページがどれだけ圧縮してデータが減ったか見ることが出来ます。
YouTubeの低画質ほどの効果はありませんが、ちょっとでもパケットを抑えたい場合はオンにしておくといいでしょう。
私は1ヶ月に0.3GB程度しかパケットを使わないので、全く制限を受けたことがないのですが、なぜそんな低く抑えることができるかというと、自宅と会社にWi-Fiが導入されていて、ほぼネットを使うときはWi-Fi経由で使っているからです。
Wi-Fiの導入については、Wi-Fiとは iPhoneの設定編や無線LAN 接続方法 Wi-Fiを参考にしてください。
自宅にインターネット回線を引かなければなりませんが、今はネットはほぼライフラインと化しているので家でスマホを使うことが多い人は、検討すべきだと思います。
コンビニではたいていドコモやau、SoftBankが提供する無料のWi-Fiを使うことが出来ます。
また、コンビニ自体も無料のWi-Fiを提供しているので、YouTubeなどを見たり、容量の大きなゲームなどのアプリをダウンロードする場合は、コンビニのWi-Fiを使うのも手です。
一番の解決策は自宅にインターネットを引いたり、あとはYouTubeを見ないっていう選択もありなんじゃないかと思います。
私はYouTubeにいろいろ動画を載せていますが、あまり他人のYouTubeは見ません。というか、ほとんど見ないです。
それよりもフルセグやワンセグなどでテレビなどを見たほうがずっといいんじゃいかなぁ。と思います。
個人的にはバスや電車などの通勤時間は、読書をおすすめします。
どうしてもパケットをガンガン使いたいけれど、月々の料金は安く済ませたい。というのであれば、最近巷を賑わしている「格安SIM」や「Y!モバイル」と契約するというのも手です。
電話をあまり使わないというのであれば、格安SIM。
電話も割と使うというのであれば、Y!モバイルが選択肢になってくると思います。
電話はほとんど使わない。というのであれば、格安SIMがお得。
たとえば、IIJmio高速モバイル/Dサービスのデータ通信専用のプランだと、3GBで900円(税抜き)から。
10GBのプランでも2,560円(税抜き)と、ドコモの10GBのプランの、14,200円(税抜き)とくらべ、5分の1以下の料金になります。
IIJでは通話料はかかってしまいますが、音声プランのSIMも契約可能で、こちらは3GBが1,600円(税抜き)。
10GBでも、3,260円(税抜き)と圧倒的な低価格になります。
ただし注意点としては、通話料無料のプランはない点。携帯メールが使えない点(GmailやiCloudのメールで代用)。ショップなどのリアル店舗がない点。と言った点を理解しておく必要があります。
意外と、価格だけで飛びついてこうしたデメリットが有るというのがわからない初心者が多いらしいので、初心者向きではありませんが・・・。
格安SIMより若干高くなりますが、10分以内の通話が無料でなおかつ、1ヶ月の携帯代(端末代は除く)が、2,980円(パケット使用量1GB)と、ドコモの1ヶ月の料金の8,000円に比べると半分以下なのが魅力。
で、1GBだと足りない人がほとんどだと思いますが、7GBで5,980円/月と、ドコモの8GBのプランの12,312円(税込み)の半分以下なので、電話もパケットもかなり使う人は格安SIMよりY!モバイルが選択肢になります。
Y!モバイル公式サイト
最終更新日 2016-05-26 10:23
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