iOS11パブリックベータ版からiOS10へダウングレードするには
Last update 2017-06-29 17:17:46
iOS11 パブリックベータ版が公開されてさっそくアップグレードしたのですが、固まってしまうことも多く、なにより古いアプリが動かなくなってしまったので、元のiOS10へダウングレードして戻してみました。
実は、私のiPhoneはiOS10.3.2で最新のiOS10ではなかったので、戻せないといううわさがあったのですが、結論から言ってしまうとちゃんと戻せました。
が、いろいろトラブルもあったので、詳しく解説したいと思います。
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目次
バックアップからの復元について
まず、iOS10.3.3にダウングレード出来ても初期化されてしまうので、今まで使っていたiOS10へ戻すにはiOS10の状態でバックアップしおく必要があります。
もし、バックアップを忘れた場合でも、過去のバックアップから復元(iOSのバージョンが違うと復元できない可能性が高い)できるかもしれませんが、失敗する確率の方が高いです。
なので、iOS10の状態のバックアップがない場合は、ダウングレードはしないほうがいいかもしれません。
また、iOS11パブリックベータ版からiOS10へダウングレードすると、強制的にiOS10.3.3になります。
もし、iOS10.3.2以前のバックアップしかしていなくても、iOS10であればバックアップから復元できる可能性は高いです。
私の場合は、iOS10.3.2の状態でiOS11パブリックベータ版へアップグレードし、そこからiOS10.3.2のバックアップを使用して復元しましたが、ちゃんと復元できました(iOS10.3.3になったけれど)。
iOS10.3.3ベータ版をダウンロード
iOS10へダウングレードするには、「パソコン」とパソコンにインストールした「iTunes」が必要です。
あらかじめAppleのサイトから「iOS10.3.3 Beta」をダウンロードしておきます。
パソコンでApple Beta Software Programを開きます。
※ Apple IDでログインします
iOS11にアップグレードした端末をクリックします。
が、iPhone7やiPhone6sなどは一覧にないので・・・
クリックするとファイルのダウンロードが開始されるので、好きな場所(「ダウンロード」フォルダあたり)へダウンロードします。
iPhoeとPCをつなげリカバリーモードにする
続いてiPhoneとパソコンをUSBケーブルでつなぎ、iTunesを立ち上げます。
iPhoneが認識されたら…
iPhoneがこの画面になるまで「スリープボタン(電源ボタン)」と「ホームボタン」を押し続けます。
このときSiriが立ち上がったり、iPhoneが再起動しようとしますが、かまわずずーっとボタンを押し続けます。
なお、iPhone 7の場合は、「ボリューム小」のボタンと「ホームボタン」を同時に押し続けます。
するとiTunesの方でこのような画面が表示されるので、キーボードの「Shift」を押しながら「復元」をクリックしてください。
ファイルを選択する画面が表示されるので、先ほどダウンロードしたファイルを指定します。
iPhoneの内容が消去される、という警告が表示されるので、「復元」をクリック。
しばらく待っていると、iPhoneが工場出荷時の設定に戻り・・・と表示されました。「OK」をクリック。
何度も再起動を繰り返しますが、待ち続けます。
アクティベーションロック
すると「アクティベーションロック」の画面になりました。
iPhone側でもiTunes側でも、アクティベーションロックになったので、Apple IDのメールアドレスとパスワードを入力します。
私の場合は、iTunesが側で入力しました。
「続ける」をクリック。
バックアップから復元する
無事アクティベーションロックを解除したら、バックアップから復元します。
iTunes側に新しいiPhoneとして使用できるようにするか、バックアップから復元するか、が表示されるので・・・
「このバックアップから復元」をクリックし、該当するバックアップから復元・・・と、どれだ??(笑)
私のiPhoneは、iPhone6sなのですが一覧にない・・・
日付が書かれているのはみんなすごく古い奴だし・・・
と、どうやら最初に選択されていた「iPhone」が正解だったようです。
始めはiOSのバージョンが違うので、選択ができないのかと思った・・・
ドキドキしながら復元されるのを待ちます。
だいたい10分弱で復元できたと思います。
初期設定
と、どうやらバックアップから復元した様子。が、まだ安心できません。
「続ける」をタップします。
Apple IDのパスワードを入力し、右上の「次へ」をタップします。
2ファクタ認証を設定している人は、他のiPhoneやiPadに、6ケタの確認コードが届くので、これを入力します。
と、今度はApple Payの設定が始まりました。
「次へ」をタップ。
どうやらApple Payもすべて初期化されてしまうようですね。
私の今回ダウングレードしたiPhoneは、iPhone 6sでApple Payは使用していなかったので、「Walletで後で設定」をタップしてパスします。
やっとようこそ画面になりました。
長かった~。
「さあ、始めよう!」をタップすると・・・
無事、復元できました。
「iTunes Store」用にApple IDとパスワードを入力。
設定を開いてみると、iOSのバージョンは、10.3.3でした。
アプリが消えた場合の対処法
と、よく見てみると、いくつかアプリが消えていることに気が付きました。
ここには「百鬼大戦絵巻」のアイコンがあったはずですが…
古いアプリは復元できない
どうやらiOS11に対応していない32ビット版の古いアプリは、初期化したりバックアップから復元すると、自動で削除されてしまうっぽい。
とはいえ、iOS10ではまだ動くので何とか復元させたい。
というわけで、私のようにアプリが消えてしまった場合は、バックアップから復元したらアプリが消えた!アプリの復元方法を参考にしてください。
iPhoneにバックアップしたデータからアプリをインストールすることができます。
完全に復元できたか?
さて、完全にiOS11アップグレードする前の状態に復元できたのでしょうか?
まとめ
というわけで、iOS11パブリックベータ版へアップグレードしたものの、不具合が多く、使いづらい!という場合は、今回の方法でダウングレードすることが可能です。
今回感じたのは、万が一のことを考え、iCloudにもバックアップを取っておいたほうがいいな、ということでした。
バックアップの仕方は、iPhoneのバックアップと復元を参考にしてください。
関連ページ
- iOS11 パブリックベータ版を使うには
- iOSのダウングレード iOS10からiOS9に戻してみた
- iOS Public beta版のインストールの仕方
- iOS10 パブリックベータ版のインストール方法
最終更新日 2017-06-29 17:17:46
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投稿日:2017-06-29 | | |