iOSのダウングレード iOS10からiOS9に戻してみた

iOSのダウングレード方法を紹介します。iOS10にアップグレードしてみたのですが、どうも動作が重い。なのでiOS9にダウングレードしてみました。やり方を画像を交えて紹介します。

iOSのダウングレード iOS10からiOS9に戻してみた

 

Last update 2016-09-24 03:27

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毎年iPhone(iPadも含む)は、9月から10月にかけてiOSの大幅なアップデートが公開されます。が、最近は殆ど突出した機能追加もなく、あまり代わり映えがしなくはなってきました。とくに古いiPhoneやiPadを使っていると、新しいiOSだと動作がもっさりして重くなる傾向があります。なので、iOSのダウングレード(元の古いバージョンのiOSに戻すこと)をしてみました。

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注意点

バックアップからの復元について

iOSのダウングレードを行う上で注意点を。
まず、戻したいバージョンと同じバージョンでバックアップをしていないと、バックアップからの復元ができません。
もし、バックアップが見つからない場合は、新しいiPhoneとして設定することになります。
例えばiOS10からiOS9に戻す場合、iOS9時のバックアップがパソコンかiCloudに保存されていないと、復元できません。
もし見つからない場合は、「新しいiPhone」としてセットアップすることで使えるようになりますが、アプリや写真、動画などはすべて消えてしまうので注意。当然、iOS10のときにバックアップしたデータは全て使えなくなります。

ダウングレードにはパソコンが必要です。

ダウングレードするには、ダウングレードしたいiOSのファイルをダウンロード・インストールする必要があります。このダウンロードとインストールはパソコンとiTunesが必要なので、iPhone単体では出来ないようです。

期間限定

iOSのダウングレードは、Appleがダウングレードの許可を終了してしまうとできなくなります。新しいiOSが公開されて数週間以上経過すると出来なくなってしまう可能性があるので注意。

iOSのダウングレード方法

IPSW DownloadsのiPhoneをクリックまず、IPSW downloadのページへ行きます。(パソコンから)
ダウングレードしたい端末(ここではiPhone)をクリックします。

iPhone 6をクリックダウングレードしたいiPhoneのバージョンをクリックします。

最新のiOSをクリックダウングレードしたいiOSの最新のバージョンをクリックします。

ダウンロードをクリックダウンロードボタンをクリックすると、iOSのファームウェアのダウンロードが開始されます。適当な場所にダウンロードします。
だいたい20~30分ほどかかるようです。

リカバリーモード

パソコンとiPhoneを繋ぐダウンロードが完了したら、iTunesを立ち上げ、iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続します。

リンゴのマークホームボタンとスリープボタンを同時に押し、リンゴのマークが出たらスリープボタンを離します。
だいたい10秒ぐらい押し続けると、リンゴのマークが出ると思います。

iTunesのアイコンが出るしばらくホームボタンを押していると、iTunesのアイコンが表示されるので、ホームボタンから手を離します。
リカバリーモードになりました。

復元をクリックパソコン側にこのようなダイアログが表示されるので、「Shiftキー」を押しながら「復元」をクリックします。

ダウンロードしたファイルを指定先ほどダウンロードしたフィアルを指定し、開くをクリックします。

ダウングレードの復元警告が出るので、「復元」をクリックします。

リカバリーモード復元の準備中・・・

白くなるiPhoneが再起動しました。

ソフトウェアを復元中ダウングレードが開始されたようです。しばらくこのまま待ちます。

iPhoneの設定

日本語を選択しばらく待っていると(30~50分ぐらい)、iPhoneの画面が言語の選択になっていました。
ここまでくればiOSのダウングレードはほぼ成功です。
ただし、まだバックアップからの復元は開始されていないので注意。

「日本語」をタップします。

日本をタップ「国または地域を選択」で「日本」をタップします。

キーボードを選択キーボードを選択します。
このまま右上の「次へ」をタップします。

Wi-Fiに接続Wi-Fiがある場合は、Wi-Fiに接続します。
表示されたWi-Fiのアクセスポイントをタップし・・・

Wi-Fiのパスワードを入力Wi-Fiのパスワードを入力します。

位置情報サービスをオンにする位置情報サービスをオンにするをタップします。

Touch IDの設定必要に応じて指紋認証(Touch ID)の設定をします。

パスコードの設定パスコードを設定します。私は4桁のパスコードにしています。4桁にするには、「パスコードオプション」をタップすれば選択できます。

Appとデータバックアップから復元するか、新しいiPhoneとして使用するか選択します。

バックアップから復元

このバックアップから復元パソコンに保存したバックアップから復元するには、iTunesの画面の「このバックアップから復元」の横にあるプルダウンメニューから復元したいバックアップを選択します。

復元したいバックアップを指定このようにバックアップした日付や時間が表示されるので、複数のバックアップがある場合は参考にしてください。

なお、バックアップしたときのiOSとダウングレードしたときのiOSのバージョンが同じでないと復元に失敗するので注意。

古いバックアップを使うなお、このように新しいバージョンのiOSのバックアップを使うか聞いてきますが、復元に失敗するので「古いバックアップを使う」をクリックします。

バックアップのパスワードを入力パソコンへのバックアップで暗号化している人は、その時設定したパスワードを入力します。
なお、このパスワードを忘れるとほぼそのバックアップから復元できないので、注意してください。

バージョンが違うとエラーiOSのバージョンが違うと、このように復元が失敗します。

バックアップから復元中バックアップからの復元が開始されました。
かなり待たされるのでこのまま放置します。

復元完了ようやく復元が完了したようです。「OK」をクリック。

iOSのダウンロード新しいiOSの更新を進めてきますが、せっかくダウングレードした意味がなくなるので、「キャンセル」をクリックします。

iOS10のバックアップなお、iCloudから復元するときもやり方はほぼ同じ。
このようにバックアップしたときのiOSのバージョンが表示去るので、同じiOSを選択してください。

こんにちは復元が完了しました。
この画面になったら、「スライドで設定」の部分をスワイプします。

アップデートが完了しましたアップデート??とドキッとしましたが、ちゃんとダウングレード出来ています。「続ける」をタップ。

iCloudのパスワードiCloudにサインインします。パスワードを入力。

Apple ID確認コード2段階認証を設定している人は、「Apple ID確認コード」を入力します。

確認コードApple ID確認コードとは、2台以上iPhoneやiPadなどを持っていると、別のiPhone(もしくはiPad)に6桁の確認コードが届き・・・

入力するこの6桁の確認コードを入力することで、不正使用を防ぐ認証方式です。

iCloudキーチェーンiCloudキーチェーンを使うか表示されるので「続ける」をタップします。

アイコンのサイズを選択アイコンのサイズを選択します。

さあはじめようようやく完成です。「さあ、はじめよう」をタップします。

iOSのダウングレードが成功懐かしい画面に戻りました。
私の場合は、1年以上も前のバックアップから復元したのですごく懐かしい画面でした。(笑)
やっぱりバックアップは頻繁にしておくべきですね。
さて、パソコンから復元した場合も、iCloudから復元した場合も、復元が完了した後にアプリがインストールされます。
パソコンから復元した場合は、完全にアプリが復元するまでケーブルを抜かないでおいてください。途中でケーブルを抜いてしまうと、復元されていないアプリがうまく復元できません。

iOSのバージョンバージョンを調べてみると、ちゃんとダウンロードしたファームウェアのバージョンにダウンしていました。
もし、私のように新しいiOSにバージョンアップしたものの、動作がもっさりして使いにくい!という人は、チャレンジしてみてください。

なお、AppleはiOSのダウングレードを推奨しているわけではないと思うので、実行する場合は自己責任でお願いします。

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最終更新日 2016-09-24 03:27

 

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