iPhoneのポートレートとは?
Last update 2017-12-08 00:03:22
iPhone XやiPhone Plusのカメラには「ポートレート」と呼ばれる機能が搭載されています。実はこれ、普通のiPhone 8には搭載されていない機能で、このポートレートで撮影すると高級な一眼レフカメラで撮影したように背景をきれいにぼかすことが出来るんです。
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目次
ポートレートとは
高い一眼レフカメラやミラーレスカメラで撮影すると、このように被写体以外がきれいにぼやけてくれます。
iPhoneの普通のカメラで撮影すると、このように手前の被写体も奥の被写体もそれほどピンぼけせずに撮影されます。
ところが「ポートレート」で撮影すると、このように被写体の背景が一眼レフやミラーレスで撮影したかのようにぼやけてくれます。
※ いちごがぼやけています
ポートレートがない!?
残念ながらiPhone7やiPhone 8、そしてiPhone SEには「ポートレート」が搭載されていません。
ポートレートを使うにはiPhone XやiPhone Plusのように2つのカメラが搭載されていないと使えないようです。
ポートレートを使うには
ポートレートで撮影するには、iPhone標準のカメラを起動し、「ポートレート」をタップします。
するとこのように背景がぼやけてくれます。
あとはシャッターをタップすればOK。
被写体をタップするとリアルタイムで背景をぼかしてくれます。
ディスプレイ上は被写体の一部もぼやけていますが、撮影後に綺麗に調節してくれます。
きれいに背景がぼやけ、手前のスイセンが浮き上がって見えます。
ポートレートと写真との比較
ポートレートで撮影した写真は、このように「写真」で表示させた時に「ポートレート」と記載されます。
インカメラでも有効
実はインカメラでもポートレートは使えます。
こちらは普通に撮影した場合。
照明効果
ポートレートモードで撮影しようとすると、このように画面中央下部に、アイコンが表示されます。ここをタップすると照明効果を選択できます。
屋外写真だとあまりわかりづらいのですが、「スタジオ照明」で室内で撮影すると、ストロボをたいたような写真になります。
「ステージ照明」にすると、被写体だけくり抜いて背景が真っ暗になります。
実はこのポートレートの照明効果は、撮影後も編集できるんです。
「写真」アプリで開き、右上の「編集」をタップすると、照明効果を変更できます。
ポートレートがうまく撮影できない場合
ポートレートモードをうまく活用するには被写体がある程度の距離に収まらないとならないようです。
例えば近すぎると、このように「離れてください」と表示されてうまく効果が出ません。
またあまり被写体と背景が近すぎるとあまりうまくぼやけてくれません。
ミラーレスカメラで撮影すると、このようにきれいにぼやけてくれます。
きれいに背景をぼかすには
iPhoneのポートレートは、背景をデジタル処理で擬似的にぼかしているだけなので、このように高価な一眼レフカメラやミラーレスで撮影したような写真はかないません。
背景をきれいにぼかすには、「撮像素子」と呼ばれる光を読み込むセンサーが大きくないとむずかしいんです。
iPhoneのような撮像素子が数ミリのカメラでは、なかなか難しいでしょう。
また、「F値」と呼ばれるレンズの明るさも、値が小さいほどきれいに背景がぼやけます。
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最終更新日 2017-12-08 00:03:22
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投稿日:2017-12-07 | | |