iCloud Driveとはなんでしょうか?簡単に言ってしまえば、iPhoneとiPad、パソコンとファイルのやり取りができるようになったアプリで、iCloud Driveを使うと簡単にパソコンのファ
Last update 2015-10-01 11:23
iOS9やiPhone6sから登場した、「iCloud Drive」とはなんでしょうか?
簡単に言ってしまえば、動画やファイルをインターネット上に保存して、iPhoneやiPad、そしてパソコンでファイルのやり取りができるようになったAppleが公開しているサービスのことです。
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iCloud自体は、もう2011年から公開されていました。
iCloudとは、iPhoneのデータをインターネット上に保存して、万が一iPhoneが壊れたり、iPhoneを買い換えたりしてもネットに繋げれば、インターネット上に保存されたデータが自動で復元する超便利なサービスです。
ところが、今までのiCloudでは、写真やアドレス帳、アプリの一部のデータやiPhoneのバックアップぐらいしか出来ませんでした。
また保存したファイルは直接操作することが出来ませんでした。
iCloud Driveでは、大幅にインターネット上に保存できるデータの種類が増え、動画や写真、PDFやエクセルやワードといったパソコンで使われているファイルも保存して、iPhoneのアプリから編集したり保存したりすることが出来るようになりました。
実際にiCloud Driveを使って、パソコンにある動画をiPhoneに転送してみました。
パソコンにiCloud Driveをインストールすると、このようにエクスプローラーを立ち上げると、「iCloud フォト」と「iCloud Drive」というフォルダが追加されます。
「iCloud Drive」の方をクリックして開き・・・
パソコンに保存してある動画をiCloud Driveのほうにコピーしてみました。
するとiPhoneのほうにもパソコンから転送した動画ファイルが表示されていました。
この動画をタップします。
動画が再生されました。
このようにリアルタイムに動画ファイルをiPhoneやiPadに転送することが出来ました。
音楽ファイルも転送することが出来ました。
音楽ファイルは再生することが出来ます。
まぁ、パソコンがあるなら、音楽ファイルはiTunesを使って転送させたほうが扱いやすいんですが。
iPhoneやiPadでは、撮影した動画を「iMovie」を使って編集することが出来ます。が、iPhoneの小さな画面で編集するのはちときつい。
そこで、iPadのiMovieで編集して、再びiPhoneに転送。なんてことも出来ます。
iPadのiMovieで編集を完成させたら、画面下の真ん中辺りにあるボタンをタップします。
続いて、「iCloud Drive」をタップします。
ここで「ビデオを保存」をタップすると、iPad自体に編集した動画を保存することが出来ます。が、この場合、iPadでしか再生できません。
iCloud Driveに保存することによって、iPhoneやパソコンでも再生させることが出来るようになります。
パソコンの方のiCloud Driveを開くと、「iMovie」の中にiPadで編集した動画がありました。
ちゃんとパソコンで再生させることが出来ました。
iPhoneとiPadは、最初からiCloud Driveが使えるようになっていますが、WindowsでiCloud Driveを使うには、ソフトウェアをインストールする必要があります。大抵、iTunesをインストールしてあれば、iCloud Driveもインストールしていると思いますが、ここではWindowsでiCloud Driveを使う方法を紹介します。
Windows用iCloudダウンロードページへ行き、「ダウンロード」をクリックします。
「実行」をクリックします(Internet Explorerの場合)。
インストール用ウィザードが開始されるので、「使用許諾契約」を読み、「同意します」にチェックを入れ、「インストール」をクリックします。
ユーザーアカウント制御の警告が表示されるので、「はい」をクリックします。
Windowsを再起動すると、次回以降自動的にiCloudが起動するようになります。
Windowsの時計の左横辺りにある雲のアイコンがiCloudになります。ここをクリックします。
iPhoneで使用しているApple IDとパスワードを入力します。
Apple IDは、iPhoneの 設定にある「iCloud」の下に表示されているメールアドレスです。
パスワードは、アプリをインストールするときに入力するパスワードです。
診断情報と使用状況情報をAppleに送信するか選択します。
どちらでも構いませんが、「自動的に送信する」にすると、なにかトラブルがあった時、解決されやすくなるかもしれません。
Windows用のiCloudが表示されます。
「iCloud Drive」にチェックが付いていることを確認し、「適用」をクリックします。
スタートボタンをクリックし、「エクスプローラー」をクリックします。
Windows8の場合は、「Windowsキー」と「Xキー」を同時に押して表示されるメニューから「エクスプローラー」を選択します。
すると、「クィックアクセス」の中に「iCloud Drive」がありました。
この中にファイルをコピーしたり、保存すると、iPhoneやiPadにも転送されます。
エクセルなどを使用している人は、パソコンで編集していたファイルをiCloudに保存すれば、iPadでどこでも編集したり、参照したりすることが出来ます。
パソコンで編集しているエクセルです。(実際にはキングソフトのSpreadsheetですが)
このエクセルのファイルを「iCloud Drive」に保存してみます。
わかりやすいように「エクセル」というフォルダを作成し、そこに保存してみました。
iPadの方にも「エクセル」というフォルダが作成されていました。
パソコンで作成したエクセルのファイルが有りました。
タップして開いてみます。
iCloudでエクセルのファイルを開くと、きちんと表示されました。
このままでもいいのですが、どうせならマイクロソフト純正のエクセルアプリで開いてみることにします。
右上の丸で囲った部分をタップし、「Excelにコピー」をタップします。
エクセルアプリで開くことが出来ました。
ここで気になる点が。
上の方に「読み取り専用 このファイルを編集するには、これを最新のファイル形式に変換してください。 変換と編集」という表示があります。
これはなにかというと、エクセルアプリで編集した場合、iCloud Driveに直接保存が出来ないので、OneDriveに保存してくれ。ということです。
OneDriveとは、iCloud Driveとまったく同じような、インターネット上に保存する機能なのですが、OneDriveの方はマイクロソフトが公開しているサービスです。
エクセルは、マイクロソフトのアプリなので、保存はOneDriveの方にしてくれ。ということでしょう。
エクセルアプリからiCloud Driveのファイルを開くことも出来ます。
エクセルアプリを開いたら、「開く」をタップし、「その他」をタップします。
エクセルアプリでは、グラフも作成できます。
グラフを作成したい範囲を選択し・・・
「挿入」をタップし、「グラフ」をタップ。
好きなグラフを選択します。ここでは「折れ線」を指定してみました。
最近はクラウドがブームで、データをインターネット上に保存することが当たり前になりつつあります。
インターネット上に保存するメリットとしては、iPhoneやパソコンが壊れても、データは無事だ。ということです。最近、東北関東大震災や川の氾濫による震災が増えています。が、クラウドを利用してネット上に保存しておくことにより、データを守ることが出来ます。
が、逆に他人に見られる可能性もあるので、パスワードなどは強固にしておく必要が有るかもしれません。
最終更新日 2015-10-01 11:23
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【 Kondo 】 2015/12/12 01:08
iCloudからダウロードした音楽などはiPhoneに保存されるんですよね??
本体のストレージが少ないからといってiCloud driveに音楽を入れても、その音楽を聞くときには本体ストレージにダウロードしてから聞くことになるので結局、本体ストレージの圧迫の解決策にはならないということでしょうか?
【 管理人 】 2015/12/12 19:30
だと思います。
もし、音楽で圧迫されるようなら、より大容量のiPhoneに買い換えるか、Apple MusicやGoogle Misicのようなストリーミングで再生出来るサービス(有料ですが)が向いていると思います。
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投稿日:2015-10-01 | | |