iPhoneで使えるメールは、主に3種類。SMS、MMS、Eメール(i)。これら3つの違いと、それぞれの特徴をまとめてみました。
Last update 2016-12-05 05:38
iPhoneで使用できるメールは、SMSとMMSとiMessage、そしてEメールの4種類があります。
また、iPhoneには メッセージ、 メールというメールアプリがはじめからインストールされていて、他にも「Gmail」や「Yahooメール」などが使えるメールアプリもインストールできます。
今回は、「SMSってなに?」「MMSとは?」「メッセージとメールの違いは?」などを詳しく紹介します。
Sponsored Link
SMS(エス・エム・エス)とは
電話番号がアドレスなので、iPhoneに限らず電話ができる携帯電話、スマホであれば使えます。
アドレスは、
090 0000 0000
のような「090」や「080」「070」で始まる電話番号になります。
SMSは世界共通の統一規格で、電話番号さえわかれば日本以外への電話番号にも送信できます。ただし、頭の「0」の代わりに国番号をつけて送信します。
国番号は、
アメリカ:1
日本:81
韓国:82
中国:86
となっています。
国外から日本の電話番号へ送る場合
8190 0000 0000
ショートメールという名前の通り、最大で日本語(全角)は、1件につき約70文字程度しか送れません。
SMSは文字だけのメール(顔文字は可)なので、画像やファイルを添付して送信することが出来ません。
SMSは「件名」をつけることが出来ません。
SMSは、受信に関しては無料です。が、送信は、ドコモ以外は同じキャリア(au同士やソフトバンク同士)であれば、送信も無料です。(ただし、プランによっては有料)
以下は、各キャリアのSMS送信の料金(税抜き)。
受信 | ||
---|---|---|
ドコモ | 0円 | |
au | ||
Softbank/Y!モバイル | ||
送信 | ||
ドコモ | 3円 | |
au | au | 0円 |
他社 | 3円 | |
Softbank | Softbank/Y!モバイル | 0円 |
他社 | 3円 | |
国外送信 | ||
ドコモ | 50円 | |
au/SoftBank/Y!モバイル | 100円 |
携帯電話網を使って送受信するため、Wi-Fiにつながっていても携帯の電波が圏外の場所では送ることが出来ません。
SMSを使うには、契約済みのSIMカードが必要です。そのため、SIMカードの入っていないiPhoneや、Wi-Fi版のiPadでは使えません。また、SIMが使えるiPadでもSMSは使えません。
iPhoneでSMSを使う場合は、 メッセージというアプリを使用します。
画面はLINEのように、吹き出しで表示されます。
メッセージを開くと、相手によっては吹き出しの色が青かったり、写真や動画などを送信できる場合があることに気がついた人もいると思います。
実はiPhoneは、iPhoneやiPad同士で送受信できる「iMessage」というメールが有り、基本的には「iMessage」のアドレスが「電話番号」なんです。
つまり、相手もiPhoneを使っていれば、SMSで送信すると、自動的に「iMessage」に変換されて送信されます。
この場合、吹き出しの色が青くなり、画像を送ったり、70文字以上の文字数でも送ることが出来ます。
吹き出しの色が青い相手には、iMessageで送られるので、「70文字以内」「料金」「写真などが送れない」と言った制限がなくなり、無料で文字数制限なし、写真や動画も送ることが出来るようになります。
ただし、パケットを使用して送るので、パケット使用量が増えるので注意。
iMessageについては、後で詳しく紹介します。
MMS(エス・エム・エス)とは、
SMSと違い、
などの特徴があります。
@docomo.ne.jp や @ezweb.ne.jp や @softbank.ne.jp と言った折りたたみの携帯電話時代から使われている、携帯用のメールがMMSにあたります。
最近勢力を拡大している「格安SIM」では、MMSが使えません。
ドコモなどから解約したり、他社へ移動すると使用できなくなるという欠点があります。
「MMSメールアドレス」とは、携帯メールのアドレスです。
調べるには、 設定を開き、 メッセージを開き、「MMSメールアドレス」のところに記載されています。
「MMS機能を使用するにはMMSメールアドレスが必要です」というエラーが出た場合は、「設定」をタップし、
「MMSメールアドレス」に、携帯メールのメルアドを入力します。
また、「MMSメッセージ」がオン(黄緑色)になっているか確認してください。
MMSの一番ややこしい点は、ドコモやau、SoftBankで使用するアプリが違うこと。
ドコモの場合、 メールというアプリを使います。
auやSoftbankは、 でも使用できますが、ドコモだけ唯一 メールアプリしか使えません。
ただし、Wi-Fiでも受信でき、iPadやパソコンでも送受信できるというメリットがあります。
ドコモのメールの設定については、iPhoneでドコモメールを使う設定を参考にしてください。
auの場合、 メッセージで受信するか、 メールで受信するか選択することが出来ます。が、同時に両方使うことは出来ません。
デフォルトでは、 メールで受信します。
なお、 メッセージで受信したい場合は、メールで利用するアプリ変更(メールアプリ→メッセージアプリ) | iPhone | auを参考にしてください。
SoftBankは唯一、iPhoneで契約すると「@softbank.ne.jp」というメールアドレスと、「@i.softbank.jp」というメールアドレスの2つが使えるようになります。
もともとiPhoneはSoftBankでしか発売されませんでしたが、当初は国内でMMSが使えませんでした。そこで対策として、SoftBankはiPhone用に、@i.softbank.jp というアドレスでメールを使えるようにしました。
今でもその名残が残っていて、SoftBankだけ2つのメールアドレスが使えるようになります。
@softbank.ne.jp を使う場合は、 メッセージというアプリを使います。
吹き出しの色はSMSと同じで黄緑色になります。
@i.softbank.jp のアドレスを使う場合は、 メールの方を使います。
そのため、吹き出し状ではなく画像のように1件1件、メール単位で表示されます。
SoftBankの「 @i.softbank.jp 」の設定については、i.softbank.jp SoftBankのメール設定方法で詳しく解説しましたので、そちらを参考にしてください。
iPhone同士(iPadやiPod touchも含む)で使えるメールを「iMessage」といいます。
SMSと同じで、 メッセージアプリを使用します。が、SMSの制限
といった制限が解除され、LINEのようにスタンプのようなものも送ることが出来ます。
残念ながら「iMessage」は、お互いがiPhone(もしくはiPad)でないと、送ることが出来ません。相手かこちらがアンドロイドに買い換えると使えなくなります。
デフォルトでオンになっているので、相手がiPhoneの場合は、自動的にiMessageを使って送ることが出来ます。
iMessageについては、iMessage 設定と使い方で詳しく解説しました。
使い方やトラブルについては、こちらを参照してみてください。
Eメールとは、パソコンなどで使用するメールを指します。
パソコンなどで使っていたメールをiPhoneで受信できるようにします。
また、アンドロイドで使用していたGmailやヤフーメールも専用のアプリを使って簡単に使うことが出来ます。
種類 | 説明 | |
---|---|---|
SMS |
|
|
アドレス | ||
090-XXXX-XXXX 080-XXXX-XXXX |
||
MMS |
|
|
アドレス | ||
DoCoMo | XXXX@docomo.ne.jp | |
SoftBank | XXXX@softbank.ne.jp | |
au | XXXX@ezweb.ne.jp | |
iMessage |
|
|
アドレス | ||
相手がiPhone・iPad・iPod touchであれば送受信可 | ||
Eメール |
|
|
アドレス | ||
SoftBank | XXXX@i.softbank.jp | |
iCloud | XXXX@me.com | |
他にもパソコンメール、Gメールなど |
※スマホの場合、横にスクロールできます。
友達や親しい仲間とやり取りするのであれば「 メッセージ 」の方がダントツわかりやすし、話も見えやすいです。
ただし、デコメを受信すると表示がガタガタになってしまったり、あまり長い文章のメールだと読みにくいので、デコメや仕事で使う場合は「 メール 」の方が向いています。
ただし、同じメール・アドレスで両方のアプリを使い分けることが出来ない(auの場合は可能)ので、iPhoneでは複数のメール・アドレスを所有して、相手に合わせて使い分けるのがベターだと思います。
さて、続いては、 メッセージと メールのアプリの違いについて紹介します。
メッセージの受信ボックスです。
このように一覧で表示されます。
あとで紹介する メールと違い、LINEのように吹き出しで表示されます。
1人の相手と1つの画面でやり取りするので、会話の流れがつかみやすいです。
その代わり、このように長文だと読みにくい欠点があります。
また、仕事でのやり取りにはあまり向いていません。
メッセージで新規にメールを送信するには、右上の丸で囲った部分のアイコンをタップします。
メッセージで写真や画像を送るには、左下のカメラのマークのアイコンをタップし
また、すでに保存されている写真を贈りたい場合は、最近保存した写真や画像の一覧が表示されるので、選択してタップします。
古い写真を贈りたい場合は、左下の三角の矢印をタップ(画像の「もっと見る」)。
すると「フォトライブラリ」というボタンが表示されるので、ここをタップ。
今まで保存した写真や画像は、「カメラロール」に保存されています。
パソコンのメールのように、メール1件1件が1つの画面に表示されます。
長文や画像が貼り付けてあるメールでも読みやすいのが特徴です。
そのかわり、メールごとに分かれているので相手とのやり取りを見るには、受信ボックスに戻らないと見ることが出来ません。
メールの最大の特徴が、1つのアプリで複数のメールアドレスを使える点です。
この アプリだけで、「パソコン用のメール」「Gmail」「iCloudメール」など複数のメールアドレスを登録して、それぞれ独立して使うことが出来ます。
新規にメールを作成する場合は、右下の丸で囲った部分のアイコンをタップします。
iPhoneを持ってない友人に、iPhoneにするとメールアドレスが変わるの?と聞かれたんですけれど、今までのメールアドレスもそのまま使えます。
ただし、docomoとSoftBankとauでメールの扱い方が若干違うので注意が必要です。
設定の仕方は、
で詳しく解説しました。
迷惑メールを拒否するには、ドコモ、au、SoftBankごとに違うので、以下のページで詳しく解説しました。
メールが送れない原因は様々あります。少し長くなるので、別のページで解説しました。
以下のページに進んでください。
iPhoneでメールが送れない
最終更新日 2016-12-05 05:38
Sponsord Link
【 ひろし 】 2017/02/14 15:26:02
このたびauからソフトバンクにキャリアを変更したのですが、メールの設定で戸惑っていたところこちらの記事に出会い助かりました。どうもありがとうございました。
【 管理人 】 2017/02/14 19:08:54
>ひろしさん
こちらこそ、ご報告ありがとうございました。
Copyright (c) iPhone入門 All Rights Reserved.
投稿日: | | |