iPhoneでMVNOの格安SIMを使う設定

iPhoneでIIJmioなどMVNOの格安SIMを使う方法を紹介します。ドコモの中古のiPhoneを購入すれば、月々の料金を安く済ませることが出来ます。

iPhoneでMVNOの格安SIMを使う設定

 

Last update 2015-04-17 02:12

 

iPhoneをMVNO(格安SIM)で使用する設定方法を紹介します。設定はすごく簡単なんですが、設定を行うための条件が必要になってきます。

Sponsored Link

 

iPhoneでMVNOを使う前に

このページの目次

インターネットに接続できること

残念ながらドコモやau、SoftbankのSIMと違い、挿すだけで使える、という訳にはいきません(電話とSMSは受信可)。
そこで、iPhoneでMVNOのSIMを挿して使う方法を紹介します。ただし、最低限プロファイルと言う設定ファイルをダウンロード出来る環境が必要です。もし、ドコモを解約してMVNOのSIMを使おうと思っている人は、ドコモを解約する前にプロファイルの設定をしておくか、Wi-Fiが使える環境を用意しておく必要があります。

ドコモのiPhoneであること

現在、MVNOのほとんどがドコモの回線を使用しています。mineoマイネオという一部のサービスがauに対応していますが、ほぼその他はドコモの回線を使用しているため、ドコモのiPhoneでないと使用できません。
そのため、ヤフオクでもドコモのiPhoneは若干高いです。
中古のiPhoneを購入した場合、MVNOのみではアクティベートができないので、Wi-Fiに接続出来る環境が必要です。
参照 Wi-Fiとは?

nanoSIM

SIMにはいくつか大きさがあるのですが、iPhoneで使用できるSIMは、nanoSIMという一番小さなサイズのSIMになります。
アンドロイドのスマートフォンでは、これよりひと回り大きいMicroSIMが使われています。MVNOを契約するときにはnanoSIMで契約してください。
仮にMicroSIMで契約してしまっても無理やりカットして使うことも出来ますが、保証しません。

MVNOを使えるようにする

IIJmio みおふぉん編

IIJmio みぉふぉんが届いた今回はIIJmioのSIMを使った例を紹介しますが、他社のSIMでもほぼ変わりありません。
契約すると数日後にこのようなSIMカードが届きます。

SIMカード封を開けるとドコモのSIMカードが出てきました。
この金属のチップが付いている部分を外します。

iPhoneの左サイドの穴に差し込むiPhoneの右側に、1~2ミリほどの小さな穴が空いていると思います。
ここにクリップを伸ばした針金を差し込んで、軽く押すとSIMを載せるアダプターが出てくるので、引き出します。

SIMカードをセットSIMは角が一部欠けているので、この欠けに合わせてアダプターにセットします。

データ通信機能を起動できませんでした元通りiPhoneに差し込みます。
これでSIMのセットは完了です。が、この状態だとデータ通信ができません。APNと呼ばれる接続先アクセス・ポイント・ネームの設定が必要になります。
そこで、MVNOのSIMでドコモの回線を使えるようにします。
※この状態でも電話とSMSは使えます。

プロファイルをインストールする

構成プロファイルをダウンロードをタップIIJmioのプロファイルダウンロードのページへ行き、「構成プロファイルをダウンロード」の部分をタップします。

プロファイルのダウンロード一覧

なお、他社のプロファイルは以下のURLでダウンロードできます。やり方はどのMVNOでもほぼ同じです。

インストールをタッププロファイルダウンロードのページへ行くと、このようにプロファイルのインストール画面になるので、右上の「インストール」をタップします。

パスコードを入力パスコードを設定している人は、このようにパスコード入力画面異なるので、入力します。

右上のインストールをタップ「未著名のプロファイル」という警告が出ますが、構わず「インストール」をタップします。

このプロファイルは著名されていません画面下に「インストール」というボタンが表示されるので、ここをタップ。

完了をタップインストールが完了しました。右上の「完了」をタップします。

使用できるか確認

Wi-Fiをオフにするこれで設定は終わりです。きちんと使えるようになったか確認してみます。
設定 設定を開き、「Wi-Fi」をタップ。
「Wi-Fi」をオフ(白色)にします。
この状態で、インターネットに接続できるか確認して下さい。

インターネットが使えない?

データ通信機能を起動できませんでした私の場合は、設定がきちんと終了しても「データ通信機能を起動できませんでした」と表示されて使えませんでした。
そこで以下の操作をしたところ、きちんと使えるようになりました。

モバイルデータ通信をタップ設定 設定を開き、「モバイルデータ通信」をタップします。

データローミングをオン・オフしてみる「データローミング」をオン、オフしてみます。
これで私の場合は使えるようになりました。

LTEで接続できたディスプレイ左上の部分が「docomo LTE」になれば使用できます。

MVNO 料金比較

現在、MVNOは100種類以上のプランがあるようですが、音声通話付きプランで安いものとなると限られているようです。
以下は、音声通話付きのMVNOのもっとも安いものから比較したもの。

  料金 速度 通信容量上限
@nifty
ヨドバシカメラ
1,180円 0.2Mbps 無制限
楽天モバイル 1,250円 0.2Mbps 無制限
DMM mobile 1,260円 150Mbps 1GB/月
freetel mobile 1,270円 150Mbps 1GB/月
IIJmio
みおふぉん
1,600円 150Mbps 3GB/月
ぷらら
モバイルLTE
3,460円 3Mbps 無制限

データ通信のみ(音声通話なし)では1,000円以下のプランも有りますが、総合的に判断すると、音声通話+3GBのデータ通信が出来るDMM mobileがおすすめかと思います。
私は、IIJmioのみおふぉんを使用しているのですが、ほぼパケット通信はしないので(というかSoftBankとドコモの回線とも契約しているので)、無料更新月に解約しようかと思います。

解約手数料 しばりなし

MVNOでも音声通話付きプランの場合は、半年から1年以内に解約すると、解約手数料がかかってしまうのですが、業界で唯一縛り無しのfreetel mobile
お試しで使ってみたい。という場合には、おすすめ。ただし、初期事務所手数料や別途転出手数料がかかるので注意。

2年間の支払額の合計

ヤフオクで中古のiPhone5sの相場は、35,000~45,000円ほど。私は3万5000円ほどで購入しましたが、かなり安い部類だと思います。
仮に、iPhone5sを45,000円で落札し、DMM mobileの音声通話付きSIM(1,260円/月)を契約した場合の2年間の支払金額は、

45,000円 + 1,260円/月 x 24ヶ月 = 75,240円 (1ヶ月あたり3,135円)

ドコモiPhone6 64GBの場合

12,960円実質販売価格 + 6,500円/月 x 24ヶ月 = 168,960円 (1ヶ月あたり7,040円)

差額は93,720円になります。
電話をほとんどしない。携帯メールは必要ない。という人であれば、MVNOは賢い選択かもしれません。
個人的には、電話料金を安く抑えるぐらいなら、自炊したり、給料の良い会社に勤めるなど、を選択したほうが賢いような気はしますが・・・。
私が一人暮らしをしていた時は、携帯電話代+インターネット・プロバイダー料金が2~3万円/月なんて当たり前だったけどなぁ。

MVNOのデメリット

実店舗によるサポートがない

設定などは全て自己責任になります。私はiPhoneを購入してから、1度もサポートを受けたことがないので、ある程度知識があれば必要なし。

携帯メールがない

@docomo.ne.jp のような携帯メールが使えなくなります。最近はほぼLINEでやりとりしているし、GmailやiCloudのメールで代用可能。

無料通話がない

一番痛いのがこれ。私は電話は仕事でも私用でもバリバリ話す方なので、今では通話が無料でないとかける気がおきませんね。(笑)ただ、電話をほとんどしない人には、あまり重要視する項目ではないかもしれません。

データ通信のみ+050

やすいデータ通信のみのSIMと050Plusのようなインターネット電話アプリの組み合わせでも、音声通話付きのSIMに近い使い方が出来ますが、実際に使ってみると遅延がひどく、また、確実に電話が受けられるわけではないので、音声通話付きSIMの方が安心できるでしょう。
参照 LINE Viber Skype 050Plus音質がいいアプリを比較

関連ページ

最終更新日 2015-04-17 02:12

 

Sponsord Link

 

 

投稿日:2015-04-17 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理